アクティブ運用とパッシブ運用を超簡単に説明

投資信託ファンド

アクティブ運用とパッシブ運用(インデックス運用)どちらがいいんでしょうか?結論「人の好み」ですが、その特長がわかればあなたの選択肢が決まります。

アクティブとパッシブってなに?

アクティブは単語からなんとなく「積極的」な運用のことだと推測できますよね?ではパッシブは?ですが、アクティブの反対なので「消極的」と思いたくなるのですが、ちょっとニュアンスが違うんです。まだ「普通に」の方が近いかもしれません。

アクティブ運用とパッシブ運用とは?

アクティブ運用は積極的に特定の会社を選んでの運用のことです。
アクティブ運用はプロフェッショナルの方々があの会社がいい、この会社がいいと「特定の会社の株を買う」的な運用です。選んでも20社から多くても200社ぐらいかもしれません。

パッシブ運用は市場に合わせた運用です。もっとわかりやすくザクっと説明すると、パッシブ運用は「全部買っちゃえ!」的な運用です。

例えばインデックスに紐づく2000社の株を全部買うわけで、とすれば自ずと市場の動きに連動してしますのです。日経平均やTOPIXなど市場のインデックスの上がり下がりに連動します。

全部買っちゃえのパッシブ運用(インデックス)運用は「あの会社この会社」と選択に力を注がない分、運用費用が安く済みます。アクティブ運用は凄い報酬をもらう方々が選りすぐりの会社を引っぱるわけでその分運用費用が高いです。

もし仮に同じ利回り3%で20年間運用したとすれば運用費用の差だけで運用利益に20%ほどの差がでるといわれます。パッシブ運用は同じ条件だとそれだけで大きな運用益が期待できます。

パッシブ運用のデメリットは?

ただ世の中に大恐慌が起こって市場が大暴落すると、市場に連動したパッシブ運用も大暴落します。アクティブ運用は大暴落の影響の少ない、例えば電気やガスなどインフラ関連の会社に投資先を変更することで大暴落の影響を最小限に抑えることが可能になります。

パッシブ運用しか扱わない保険商品にはうんさり

投資信託で運用している変額保険を扱っている生命保険会社があります。


その中でも「パッシブ運用」のファンドしか持っていない保険会社があります。
推測ですが、いろいろな取引先とのお付き合いがあるのか、パッシブ運用のファンドしかないのです。取引先から「なんで俺の会社に投資してくれないんだ!」と言われたくないのでしょうね、あるいは「投資させていただいています!」と言いたいのでしょうね。そんな会社の営業が「パッシブ運用が素晴らしい!」みたいな話をされるのですが、正直「ありえない!」と思ってしまいます。

結論、アクティブ運用とパッシブ運用についてどうなの?

ご自身がどれくらいの頻度で運用を見直すのか、どれくらいの期待値が保ちたいのか、などによりアクティブ運用とパッシブ運用の掛ける比率を決めていく必要があります。