ゼロ金利政策解除の影響(1)そもそもゼロ金利政策とは?

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ゼロ金利政策が解除されました。今後それが日本経済にとってどのような影響が予想されるのでしょうか?2回に分けて説明します。今回はそもそもゼロ金利政策とは何かを解説します。

ゼロ金利政策?よくわからない。

投資の敷居が高い理由の一つが「経済の動きなんてよくわからない!」です。
わからなくても大丈夫!とは言えませんが、キーワードだけ理解できればいいんじゃないですか?今回は17年間続いた「ゼロ金利政策」が解除された話題です。

そもそもゼロ金利ってなんやったん?

名前の通り「ただでお金を貸してあげる」つて言うことです。
「え?これまでただでお金貸してくれたことないやん?」と思いません?
その通りです。実は日本銀行が日本の銀行にお金を貸す時の金利のことです。

私たちの中でも恩恵を受けている人がいます。例えば住宅ローン。住宅ローンって変動だと0.4%、固定でも1%ぐらいですよね、それはゼロ金利政策のおかげです。

なんでゼロ金利政策が始まったの?

それはバブルが崩壊して破綻した金融機関が出てきたからです。
一度ゼロ金利政策が止まったのですがリーマンショックなどにより復活したのです。

なんでゼロ金利がダメなの?

安い金利って嬉しいね、ってわけでもないのです。借りるのは良いけれど貯めるには最悪です。
普通預金の金利なんて0.001%だったりしたわけで、お金がふえないのです。
物価が安くなりありがたいようですが、製造側は利益を出すために大量に製造しないといけない、そのために人も雇わないといけない、でも利益が出ないので高い賃金が払えない、働けど働けど豊かにならない負のスパイラルに陥ったのです。