投資経験者が陥る新NISAの落とし穴

投資信託ファンド

投資信託にも株と同様に配当が受け取れるものもあります。実際は分配金と言いますがそれがなんなのか説明します。

大谷翔平選手と水原通訳の事件から学ぶ

水原通訳が大谷翔平選手のお金を盗んで違法賭博をしていた問題。その額に驚かされますが日本人なら信用した人に簡単に口座情報しゃべってしまうことありますよね。水原通訳ならば大谷選手から口座情報聞き出すことも安易だったのではないかと想像できます。

配当金と分配金の違い

新NISAにも分配金という定期的に利益分配金をもらえるファンドがあります。
ただ分配金を株の配当金と同じものと思っているとあとで「騙された!」となってしまうことがありますので注意が必要なんです。
配当金とは株を持ってきる人に払われます。株の配当は株を発行した会社が払います。
分配金とは投資信託を持っている人に払われます。投資信託の分配は投資信託のファンドが払います。

投資信託の分配金ってなに?

よく勘違いされます。投資信託のファンドが例えばトヨタ株を買っていたとします。トヨタ株の配当金は誰がもらうの?というとファンドに入ります。ファンドはいろいろな会社の配当が集まりますので、それをファンドの投資家に分配するので、分配金なのです。

非課税なのに課税される新NISA

新NISAには、ただ知らなかったために非課税なのに課税になってしまうことがあるのです。課税になってしまってからでは遅いのです。分配金はもらい方によって課税にも非課税にもなるのです。もらい方を間違えると課税されます。

新NISAの登録の注意点

分配金が生じた場合の受け取り方法は事前に登録されています。した覚えがないという方は実は
デフォルトで設定されているのです。以下の4点の方法から選択することになります。
注意すべき点は下記の④以外の受け取り方はすべて課税の対象となります。非課税での受け取りを希望する方は④の方法一択です。デフォルトは①なので設定変更しないと課税になります。
①配当金領収証方式
②登録配当金受領口座方式
③個別銘柄指定方式
④株式数比例配分方式

投資経験者が陥る新NISAのミスとは

上記の①②③④何が違うのか?ってことですが。
④は分配金が自分の持っているファンドに加算される方法です。
注意すべきなのは①です。これは分配金のお知らせに領収書がついていますので、それを金融機関に持ち込むと分配金がもらえます。投資経験ある方だとご理解いただけると思いますが株の配当は一般的にこの①の方法なのです。
この方法で受け取ると分配金は課税対象になります。②も分配金がご自身の口座に入るので①より便利そうです。でも課税対象です。③は細かく分配金を割り振りできる方法です。

ネット証券だと不安

楽天証券やSBI証券などネット証券は安くて便利です。でも登録すべてご自身で完結する必要があります。そして自己責任です。分配金の受け取り方法もご自身で理解して変更等する必要があります。慣れるまでの数年間は担当者がつく証券会社で運用するのも選択肢とひとつかもしれません。