前回は、PBR(株価純資産倍率)やPER(株価収益率)、そして一番大切なROE(自己資本当期利益率)についてご説明しました。今回は、それぞれがどのような関係があって、総合的になにを見るべきなのかをご説明します。
PBR(株価純資産倍率)から読み解く

PBRはPER(株価収益率)にROE(自己資本当期利益率)を掛けたものなんですが、「どういうこと?」ってなりません?意味不明ですよね?
PBRは倍率1倍を下回ると割安だと言われるわけですが、何年で元が取れるか?(PER)に経営力や営業力(ROE)を掛けると倍率がどうなるか?っていうことになります。
それならやっぱりPBRも大切やん!とわけがわからなくなります。整理しましょう!
PBRはPERとROEのバランスで分析する

PBRが低い原因として、経営力や営業力が高いのにPERが低い場合があります。
こんな会社は「お買い得」と言えます。高い収益力が期待できます。近い将来大きく化ける可能性があります。

PBRが低い原因として、PERが高いのにROEが低い場合があります。
この場合には、PBRとPERに大きな差がなく、そもそもの「株価収益率」の評価から見て取れます。
ROE(自己資本当期利益率)を読み解いてみよう!

ROEは、株主の元手で今期どれだけ稼げるかを表す指標で現状での経営の効率化、経営力とも営業力とも評価できるものです。
その評価を分析するのには、ROEを「収益率」「回転率」そして「レバレッジ」で見ることができます。
そしてROEは利益率が高いほど良い会社と言えます。

まずROEでは、「利益率」が高いかどうかを評価します。
利益率とは「当期純利益」と「売上高」を比較したものです。
利益率が高いとは、コストがかかっていない、あるいはブランド力や商品力など付加価値が高いことがあげられます。

他にもROEでは「純資産回転率」も影響します。
回転率とは「売上高」と「純資産」を比較したものです。
回転率が高いとは、在庫が少ない、あるいは会社の資産で無駄なものが少ないとも言えます。

またROEでは「純資産」と「自己資本」の比較も影響があります。これを「レバレッジ力」といいます。
レバレッジが高い状態とは、借り入れを増やしたり。増配や自社株買いなどで高めていることがあります。
まとめ
今回は、PBRやPER、ROEについて解説してきました。
これらは会社を分析する上で役立つものになります。日頃の株価に影響を与えるというよりも、経営陣がなにを考えているのか、どのような動きをしたいのか、なにより経営力があるのか、営業力があるのかを確認するために必要となるものです。
次回から、本格的に「ダウ理論」に入っていきます。



コメント